歩くこと
半年ほど前、左膝に違和感があって靴を替えた。GT HawkinsのICE Techという防水のビジネス・シューズ。値段は一万円ほどだったと思う。その時、カナダ出身の英語の先生が教えてくれた“靴にはお金をかけなさい”という格言をふと思いだした。それまで使っていた靴はかなりの安物だったし、会社にせよ自宅にせよ最寄り駅まで遠いので、毎日かなりの距離を歩いている。おそらく膝にもかなり負担をかけていたのだろう。ただそのおかげだと思うけれど、体重は60kg前後、体脂肪も20%以下をキープできている。その数値は二十歳ぐらいの頃とほとんど変わっていない。
先週末、今年に入ってはじめてサッカーの試合があった。毎日ほどよく歩いているし、それほど持久力も心配ないかなと思っていたけれど、終わってみるとずいぶん消耗したし膝も痛むようになってしまった。成人してから走ることの機会は少しずつ減っているが、歩くことのない日は一日もない。そして歩いている時はベッドにいる時と違って、いろんな考えが浮かんたり消えたりしていく。 小説家の村上さんは走ることが自分に向いているという。僕には歩くことが向いているようだ。今日のように寒い日であっても長い距離を歩くことはそれほど苦痛ではない、膝の痛みさえなければ。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/06/10
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川のことを考えようと思う、雲のことを考えようと思う。でも本質のところでは何も考えていない
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これまで村上さんの文章にも割と影響を受けてきた。スティーブ・ジョブズとは対照的だけど、矛盾することなく自分の中にある。そのことはまた改めて書く。