bat & ball

ytc_17の日記

千本中立売にて



京都の千本中立売にいる。読み方さえよくわからない。薄雲のすきまから夕陽が射している。もうあと十分ほどで六時になるけれど、まだあたりは明るい。自分の体とおなじようなサイズの楽器ケースを抱えた女の子の集団が交差点を渡っていく。店内では大学生のグループが勉強している。そんな風景の中にいると、タイムスリップしたような感覚になる。時間からその文脈が失われてしまったような。


これからの暮らしについて考える。どういう環境に自分を置けば、穏やかに過ごせるのか。小学生の時間のような。あるいはもう二度と手に入らないのかも知れない。