bat & ball

ytc_17の日記

焚き火についての短編小説

 

 前回、村上春樹さんの話をしたので、そのつづき

 

 いろんな人の感想、たとえばサイトのレビューなんかをみているとこの人は短編と長編で評価のわかれる小説家だと思う。もちろんどっちが上でどっちが下という問題でもないとは思うけれど、個人的には好きな短編小説が多い。正しく理解できているかどうかは別にしてすらすらとストーリーを追跡することができる。

 

 

神の子どもたちはみな踊る 収録   (新潮文庫)

「アイロンのある風景」

「蜂蜜パイ」

タイランド

 

中国行きのスロウ・ボート 収録  (中公文庫)

「午後の最後の芝生」

「貧乏な叔母さんの話」

「ニューヨーク炭鉱の悲劇」

中国行きのスロウ・ボート

 

レキシントンの幽霊 収録(文春文庫)

レキシントンの幽霊

「沈黙」

トニー滝谷

「めくらやなぎと、眠る女」

 

 

 先日、「アイロンのある風景」を読み返していてふと思い立って大磯の海岸に行こうとしたらコロナ対策として駐車場が閉鎖されていた。結局、国道沿いにある食事処でマグロ丼を食べて帰ってきた。そもそも神奈川県には静かに焚き火のできる場所がないのだろうか。近場でいえば葉山の海岸なんかいいとは思うのだけれど、情報化によってか人口も増えてきたし場所柄、火を使うことに対してあまり好ましくはないのかなとも思う。最近、モリノネという人の動画をみていてふと思い立って焚き火をできる環境があればいいのにと思っていたところだった。昔、イギリスのカンタベリという町で暮らしていた時によく行っていたsimple simon というパブには本物の暖炉があった。そこで冷たいギネスビールを飲みながらじっと薪木が燃えていくのをみつめているのが好きだった。いまでもあるのかしらん。

 

 

 

 

www.youtube.com

 

 

 

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)

 

 

中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)

中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)

 

 

 

 

 

 そういえば熊本市内の蔦屋書店(熊本三年坂)で買った「女のいない男たち」の中にある「独立器官」という話も良かった。