感情的フリクション
ハッカーウェイ
マーク・ザッカーバーグが投資家への所信表明をしていた。
http://jp.techcrunch.com/archives/20120201facebook-ipo-letter/
速く動くこと、大胆であること、オープンであること、など。自分のいまの仕事にもつながるような指針ばかりだった。自分が繰り返していること、自信のあること、ルーティン・ワークの連続なら確かに不安は減少していく。しかしその一方で新しいことをはじめないために潜在しているリスクは静かに膨らんでいってしまう。そこに自覚的でないといつの間にか取り残されてしまう。
昨日、ちょっとしたことがあって、新しい仕事をはじめるきっかけを作ることができた。年明けからずっと思っていて2013年の目標にしたいことだったので、ほっとしている。新しいことである以上、慣れるまでに不安はつきまとうだろう。だけど今年も残りが十ヶ月ほどしかないし、あれこれ考えている暇はない。連続スペシャリストへの道。Done is better than Perfect.
金曜日の夜
フェイスブックについての映画をみて、フェイスブックについての本を読んでいる。本が出版されたのは2011年だし、映画が公開されたのは2010年のことだ。創設者のマーク・ザッカーバーグがフェイスブックをはじめたのは2004だから、もう十年近い年月が経っている。やはり時代はゆっくりと確実に横断している。
フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)
- 作者: デビッド・カークパトリック,小林弘人解説,滑川海彦,高橋信夫
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2011/01/13
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歩くこと
半年ほど前、左膝に違和感があって靴を替えた。GT HawkinsのICE Techという防水のビジネス・シューズ。値段は一万円ほどだったと思う。その時、カナダ出身の英語の先生が教えてくれた“靴にはお金をかけなさい”という格言をふと思いだした。それまで使っていた靴はかなりの安物だったし、会社にせよ自宅にせよ最寄り駅まで遠いので、毎日かなりの距離を歩いている。おそらく膝にもかなり負担をかけていたのだろう。ただそのおかげだと思うけれど、体重は60kg前後、体脂肪も20%以下をキープできている。その数値は二十歳ぐらいの頃とほとんど変わっていない。
先週末、今年に入ってはじめてサッカーの試合があった。毎日ほどよく歩いているし、それほど持久力も心配ないかなと思っていたけれど、終わってみるとずいぶん消耗したし膝も痛むようになってしまった。成人してから走ることの機会は少しずつ減っているが、歩くことのない日は一日もない。そして歩いている時はベッドにいる時と違って、いろんな考えが浮かんたり消えたりしていく。 小説家の村上さんは走ることが自分に向いているという。僕には歩くことが向いているようだ。今日のように寒い日であっても長い距離を歩くことはそれほど苦痛ではない、膝の痛みさえなければ。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/06/10
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☆
川のことを考えようと思う、雲のことを考えようと思う。でも本質のところでは何も考えていない
☆
これまで村上さんの文章にも割と影響を受けてきた。スティーブ・ジョブズとは対照的だけど、矛盾することなく自分の中にある。そのことはまた改めて書く。
DotをConnectしていく
もう2、3回は観ているが録画しておいたNHKドキュメンタリー「スティーブ・ジョブズのこどもたち」を改めて観ている。印象的な言葉や光景が重なっている映像だった。
「他人の人生を生きることで時間を無駄にしてはいけない」
Don't lose your faith, Don't be trapped by dogma.
朝は必ず身を清め、お経をあげる...
他の人はやるべきことをやり、僕自身は完全な人生を送っているとは思えなかった
死は、人生を変える力を持っている
もし自分が人生の主人公になることができたら、輝くことができる
☆
辞書にDogmaの意味は「教義」とあるけれど、言葉に馴染みがないせいかどうもしっくりこない。自分自身の生活を通してみると「習慣」と翻訳してもいい気がする。いつのまにか「習慣」は自分の生活(人生)をコントロールしている。
この本もおもしろい。
- 作者: ウォルター・アイザックソン,井口耕二
- 出版社/メーカー: 講談社
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上巻を読んだので、これから下巻を読む。
代替休日
まず税務署には交通費不支給証明をするため。交通費が年額で三十万を越えるため、所得税の納付額が変わるんじゃないかと思い、会社からもらった証明書と源泉徴収をもっていったのだけど、結果はNGだった。話によると交通費などの諸経費を控除される法律は2013年1月、つまり来年の確定申告から適用されるそうだ。正直、税制がどうなっているのか細かい所まではわからないけれど、印象次第、解釈次第でどうにでもなるような気がした。
それから税関というところ。平日にもかかわらず薄暗くてひとけもなくしんとしていた。横浜には税関の事業所が何カ所かあるらしく、そっちの方が忙しいのだろうか。もっと人の出入りがあるのかとも思っていたけれど。そんな印象はJetroにも感じた。そのあと関内から桜木町にかけてショッピング・サイトを歩いたけれど、人の活気は対照的だった。
自分がこの場所で生活していくかぎり、終身雇用なんて幻想なんだろう。やはり「連続スペシャリスト」をめざすしかない。技術がもっと進歩してそれが「職住近接」に近づいていってほしいと思った。(通勤にかかる時間とコストがばかばかしい。)専用端末で申告するくらい自宅で、とは言わないまでも自宅そばのコワーキング・スペースで再現できると思う。二十年後か、三十年後には。
核を研いていく
ちきりんさんと岡島悦子さんのブログを読んでの感想。
まずちきりんさんのマルチタスクについてはなるほどな、とタイムリーで思わされた。昨日(2/1)は普段の業務プラスαに加えて、月にいちどあるタスクがあって手一杯になり、どうしても同僚の手を借りずには片付かなかった。同僚がインフルエンザにでもかかっていたら? かりに1Hの休憩を返上してもさばけたかどうか。アウトルックにも慣れる機会がほしい。
本当のところを言えば100パーセント通関業務に専念したいのだけど、なかなかそういうわけにもいかない。ちきりんさんの言うように、できる人はタスクが三つ四つ重なってもうまく捌けるのだろう。そしてそうなるためには岡島さんの言うように「バッターボックス」に立つしかない。どれだけ人の話をきいても、どれだけ読書を繰りかえしても実践と経験以上に身につくものはない。核を研くこと。
通関業法はだいぶ身についてきた。関税法や書類の作成を完成させるにはまだ先は長いが、一つずつ片付けていきたい。
- 作者: ちきりん,良知高行
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/10/28
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