bat & ball

ytc_17の日記

温泉とメンタル

 

 今年の冬は温泉にばかり通っていた。毎週必ず週末になるとどうしても温泉に浸かりたくなっていた。下記にいくつかあげてみる。

 

◇丹沢、相模原、山梨、奥多摩、横須賀、厚木、秦野、、など。

三月に広島県呉市に行った時にも瀬戸内海を見渡せる温泉に浸っていた。

 

f:id:ytc_17:20170319133219j:plain

 

音戸うずしお温泉 http://www.shion-spa.jp/

 

 

 夏目漱石が近代化に憂いて(かどうかわからないけど)修善寺で自己療養をしていた気持ちがなんとなくわかる。時間が経過しても人間の本質的な部分のメカニズムはそれほど変わらないのだろう。結局のところ、どれほど時代が更新されてもメンタル面のメンテナンスに有効な手段というのはそれほど数多く与えられていないのだ。

 

(後追いでブログをみるとおなじような効用を目的にされている方もおられるようだ。)

 

 季節が変わり夏に近づいていくと、今度は市民プールに通うようになった。目的としては温泉とマラソンの効用を足して二で割ったような感じだろうか。思い返すとマラソンもプールに通うことも、あるいは温泉さえも小さい頃はまったく気持ちが向かわないアクティビティだった。そのどれをとっても楽しいとはとても思えなかった。どちらかと言えば、それは大人に強要される種類のことだった。

 

 率直に言えば、家で漫画を読んだり、TVゲームをしている方がよっぽど充足していた。今となってそれらの娯楽は関心を持てないだけでなく、その時間にまったく意味を見いだせなくなってしまった。脳味噌が書き換えられてしまったように。

 

 もうすぐ四十歳になる。いわゆる人生のターニングポイントなのだろう。いま自分の嗜好や感覚がかわっていくのを定点的に観察してみて、それはいったいなんだったんだろう、と不思議に思う。一つひとつのことが、自分の思考の中で機能したりしなかったりするのは、いったい何を意味しているんだろうか。