bat & ball

ytc_17の日記

金曜日の夜

 

 フェイスブックについての映画をみて、フェイスブックについての本を読んでいる。本が出版されたのは2011年だし、映画が公開されたのは2010年のことだ。創設者のマーク・ザッカーバーグフェイスブックをはじめたのは2004だから、もう十年近い年月が経っている。やはり時代はゆっくりと確実に横断している。

 

フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)

フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)

 
 堀江貴文さんのTwitterをフォローしていて、この前安倍政権の教育政策に触れていた。道徳教育に力を入れるよりもドロップ・アウトしたあとの生き方を充実させた方がいいというつぶやきだった。
 
 自分の職場を振り返ってみてもおなじように思う。もっとドロップ・アウトとインがスムーズになればいいな、と。週休三日ほしいという人がいてもいいし、一日十二時間働きたいという人がいてもいい。フェイスブックについての本を読んでいると成功の影にも当然だがレイオフされた人が大量に出てくる。ただアメリカではそれが良くも悪くも当たり前のことであるような気がした。日本人が九割をしめる自分の職場では馴染まないだろう。仕事のできる人がいて、できない人がいる。速い人がいて遅い人がいる。例えば仕事の遅いひとがいても、人柄がよくてフォローしてもらえる人を目にすることがある。そこに違和感をおぼえることはない。ただマーク・ザッカーバーグのような人だったら振り返ることさえしないのだろうか?
 
 2,000年前後には物ごとがどんどん変化していくと思っていたけれど、十三年後のいまも変わっていないことはたくさんある。フェイスブックのような世界に触れると、一方では村上さんの言葉を拝借して、情報が咀嚼に先行し、感覚が認識に先行し...と思わないこともない。それでも世界は待ってくれないし、過去に生きる人もいれば、未来の時間に先行している人だっているのだろう。五十をすぎた通関士だって最新のデバイスを揃えている。なにも矛盾していない。
 
   ☆
 
 物欲が減退してからずいぶん長い時間が経った。自分がアクセスできる商品の中でほしいと思えるものがしばらく見当たらなかったんだけれど、実際にふれてみてiPad miniはひさしぶりにほしいと思える製品だった。次に新しく出たら買うと思う。